古川学園上越高等学校は1904年に創立され、100有余年の星霜を重ね、2024年(令和6年)に創立120周年を迎えました。「自主、誠実、礼節」を校訓として、社会の期待に応える若人の教育に努めて参りました。これまで約26,000人の卒業生の皆さんが、地域社会をはじめ様々な分野で社会に貢献されてきたことは大きな誇りです。
2014年(平成26年)には、創立110周年記念事業として、多くの皆様のご支援により、校舎全面改築を行い、高等学校に相応しい明るく爽やかな校舎ができました。引き続き、武道場「鳳翔館」、人工芝屋内練習場、人工芝第二グラウンドなどを構築し、体育・スポーツ環境も充実させました。
2024年の今年、創立120周年記念事業として第二体育館と生徒寮の建設を行いました。体育授業とスポーツ活動の推進強化や地域外の生徒の入学希望への対応が可能となりました。これを機に、生徒の皆さんがより一層ひたむきに、生き生きと勉学やスポーツに励むことを期待しています。
これからの高校生には、複雑化し国際化する社会に対応し、先端の文化や技術を担う学力と活力を身につけることが求められます。「進学、資格、品格で地域の期待に応える上越高校」の学校ビジョンの下、大学進学をめざす確かな学力の育成、地域社会に貢献するキャリア教育の推進、これらの基盤として校訓「自主・誠実・礼節」に基づく品格の醸成を図ります。加えて「ふるさとを見つめ、世界と交流する」をモットーに国際理解教育、英語教育に力を入れ、地域にしっかりと足を下ろし、広い視野をもって活躍できる人材の育成を図ります。
上越高等学校は郷土の英雄上杉謙信公の居城春日山に近く、城下町高田の歴史と文化の香りがする寺町にあります。緑豊かで落ち着いた環境にあるこの上越高校で、多くの若者が夢を育み、情熱を傾けて勉学や部活動にうちこむことを願っています。
Boys and girls be ambitious, study hard for your dreams, and enjoy high-school days!
古川学園 理事長 工学博士 古川泰男
上越高等学校は令和6年に創立120周年を迎えた伝統ある私立高校です。本校は、創立時の建学の精神「自主・誠実・礼節」を脈々と受け継ぎ、生徒には自己を磨き創造的に思考する力と、互いに敬愛する心を育む教育を続けています。3年間で生徒たちが培うこの精神は、社会の各界で活躍する卒業生を通じて輝いているものと思います。
創立110周年を記念して校舎が全面改築されて以降、様々な面で教育活動と教育環境の充実が図られ、本校は大きく発展してきています。創立120周年においては、生徒がさらに伸び伸びと活動できるよう第2体育館を建築し、また、夢を持って入学してくる地域外、県外からの生徒のために生徒寮を完成させました。
授業においては、思考力、判断力、表現力の育成を重視し、対話型授業を推し進めています。また、国際交流や留学支援などの国際理解教育も本校の魅力になっています。在学する生徒は将来の目標を持って生き生きと学習し、部活動、ボランティア活動に意欲的に取り組んでいます。
昨今の社会状況の変化は大変めまぐるしいものがあります。本校は、その変化に応じた新しい教育の形を模索し続け、今後も生徒が社会に貢献し輝く人材となるよう支援していきます。
上越高等学校 学校長 風間和夫